薬剤師20人(非常勤2名を含む)、助手2人体制で、院内調剤、薬剤管理指導業務、注射剤の個人セット払い出し、化学療法剤無菌調製、TPN無菌調製、院内製剤調製、医薬品管理等の業務を行なっています。また、糖尿病教室や、ICT、AST、NST、各委員会を通しての活動にも積極的に参加しています。
院外処方に関しては、患者さんの希望に沿って発行しておりましたが、平成21年8月より全面院外処方となりました。
病院機能を充実させ医療の安全向上を図るため、薬剤科はチーム医療の一員として病棟での活動を進めています。
資格取得者(令和2年5月現在)
- がん指導薬剤師(日本医療薬学会) 1名
- がん専門薬剤師(日本医療薬学会) 2名
- がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会) 2名
- 抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会) 1名
- 小児アレルギーエデュケーター(日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会) 1名
- 認定実務実習指導薬剤師(薬剤師研修センター) 3名
- 研修認定薬剤師(薬剤師研修センター) 8名
- 高血圧・循環器病予防療養指導師(日本高血圧学会) 1名
- 日本医療薬学会 がん専門薬剤師研修施設
- 地域薬学ケア専門薬剤師研修施設(がん)
- 日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院
第2回がん化学療法 連携研修会 2020年12月8日(火)第1、第2、第3会議室
※コロナウイルス感染症の増加に伴い、開催における安全性を担保できないことから、
やむを得ず、12月開催分を延期させて頂きたく存じます。大変申し訳ございません。
- 第2回がん化学療法 連携研修会 2021年2月9日(火) 第1、第2、第3会議室
- 薬剤科主催、がん診療推進委員会後援
院外処方箋に関する疑義照会の窓口を担当しています。
調剤は、主に入院患者さんの処方になります。外来では、検査薬のみの場合、院内製剤、治験に参加される患者さんの処方等で院内調剤する場合があります。入院では、自動錠剤分包機による一包化も行なっております。その他、簡易懸濁や錠剤粉砕等の情報提供も行っています。夜間の救急外来に対応するため24時間、薬剤師が常駐しています。 |
![]() |
定期注射剤の個人セット払い出しをしています。アンプルピッカーにより業務の効率化を図り、専用のカートで病棟へ搬送しています。 | ![]() |
院内製剤では、滅菌外用剤や点眼剤、消毒剤等の調製をしています。手術等で使用する特殊な製剤にも可能な限り対応しています。
病棟業務では、各病棟(ICUを除く)専任薬剤師が薬剤管理指導業務を中心に活動しています。入院時に持参薬について鑑別、重複投与等を確認するとともに、内服状況や薬による副作用状況を確認し、また、服薬指導および薬剤管理指導を通じて薬物治療が有効かつ安全に行われるように医師ならびに看護師等の他の医療スタッフと連携して薬の適正な使用の推進に貢献しています。
化学療法剤無菌調製は、無菌室の安全キャビネット内で調製しています。調製時には必ず2人の薬剤師が入室し安全対策には万全を尽くしています。閉鎖式調製器具も使用し、曝露対策も積極的に行っています。TPN無菌調製はクリーンベンチで調製します。 | ![]() |
薬品管理業務は、当院のSPDと協力し無駄のない効率的管理に努力しています。病棟における薬剤も含め、保管状況や有効期限の管理をしています。薬剤科での採用薬品は約1550品目となっています。
外来化学療法室では、がん専門薬剤師1名が担当し、治療を受けられる患者さんへの治療スケジュールや副作用の説明、化学療法に関連した処方薬の説明を行っています。また、医師や看護師と協力して治療中の患者さんの副作用の確認のための面談も行っています。
当院で登録・使用しているレジメンは、腫瘍センター(腫瘍内科)のページでご覧いただけます。
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
薬剤管理指導(件) | 3,289 | 5,307 | 3,859 | 4,113 |
薬剤管理指導1 |
2,548 | 4,116 | 2,949 | 3,221 |
薬剤管理指導2 |
741 | 1,191 | 910 | 892 |
麻薬管理指導 | 334 | 464 | 232 | 300 |
退院時薬剤情報管理指導 | 145 | 382 | 89 | 60 |
外来がん患者指導管理 | 91 | 99 | 131 | 200 |
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
抗悪性腫瘍薬 | 3,972 | 3,502 | 3,217 | 3,874 |
中心静脈注射薬 | 1,674 | 1,689 | 1,572 | 1,301 |
即時性は低いが、患者の薬物療法の有効性・安全性に必須な情報を得た場合に、FAXを用いて医師に伝えるためのツールです。
内服薬のアドヒアランスや健康食品使用の情報など、処方医師へ情報提供したほうが望ましいと判断された内容を記載し、FAXにて送信してください。
様式をダウンロードし<所見・問題点>、<提案・問い合わせ>をご記入頂いた後に、FAX(011-832-3257)にて薬剤科までご送信ください。
【注意】トレーシングレポートによる情報提供は疑義照会ではありません。疑義照会は通常の様式を用いてお願い致します。トレーシングレポートは即時性が低い情報を取り扱うため、返信は翌日以降となります。緊急に解決すべき問題(薬剤の中止を含む)を確認した際は、各科へ電話連絡(受診勧奨)するよう、ご指導ください。
連携充実加算とは:外来での抗癌剤治療の質の向上させる観点から、患者さんにレジメン(治療内容)を提供し、患者さんの状態を踏まえた必要な指導を行うとともに、地域の薬局に勤務する薬剤師等を対象とした研修会の実施等の連携体制を整備している場合に取得するものである。当院でも2020年4月より取得しています。